本を出せると、本を書けるは、まるで違う。
こんにちは、
のんびり出版プロデューサーの、
おかのきんやです。
本を出せると、本を書けるは、まるで違うということを、お話しします。
「本は誰でも出せる!」
だから出版しませんか?
共同出版をしませんか?
出版セミナーを受けませんか?
出版プロデュースを受けませんか?
というような、コピーを見たことがあるとおもいます。
「本は誰でも出せる!」
このコピー、半分はあっているけど、
半分は、違うと思います。
まず、
「本は誰でも出せる!」というのは、ちょっと言葉が足りません。
正確には、
「お金を出せば、本は誰でも出せる!」です。
さらにいえば、
「高額なお金を出せば、本は誰でも、必ず出せる!」です。
現に、300万円出せば、必ず本を出してくれる会社があります。
検索すれば、すぐに出てきます。
それも、自費出版ではなく、商業出版としてです。
そういう意味で、
「本は誰でも出せる!」というコピーは、
半分はあっているけど、
半分は違うというわけです。
さらに、
「本は誰でも出せる!」というコピー、
もうひとつ、
「あ、そうだったのか」
という、面があります。
それは……。
「本は誰でも出せる!」イコール。
「本は誰でも書ける」ではないことです。
ちょっと、錯覚をしてしまいますが、
「本は誰でも出せる!」と、
「本は誰でも書ける」は、まるで違います。
「本は誰でも出せる!」は、可能ですが、
「本は誰でも書ける」は、誰にでもできるわけではありません。
「本は誰でも書けるわけではない」
本を一冊、自分で書くためには、それなりの、才能とやる気が必要です。
安易に、誰でも書けるわけではありません。
自費出版ならともかく、
出版社という、企業が、何百万も投資してくれる本を、
誰でも書けるわけがありません。
それなのに、なぜ、
「本は誰でも出せる!」と、言い切っているのでしょうか?
それは、こういうわけがあるからです。
そのわけとは……………………。
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原稿を書けない人には、ライターを用意してくれるからです。
ゴーストライター。
いわゆる、ゴーストライターです。
自分で書けなくても、ゴーストライターが書いてくれます。
もちろん、ゴーストライターには、原稿料を支払わなければなりません。
さきほどの、
300万円出せば、必ず本を出してくれる会社の場合、
300万円の中に、ゴーストライターに支払う原稿料も含まれています。
だから、お金があれば、
原稿を書けなくても、「本は誰でも出せる!」なのです。
具体的にいえば。
出版社ではない、エージェントなどの場合。
あなたが
書きたいテーマがあれば、
ライターが、あなたにインタビュー形式で、そのテーマについて、
取材してくれます。
ライターは、
最短、
数時間の取材で、ひと月ほど書けて、一冊書くこともできます。
数時間の取材を、何回か繰り返す場合が、一般的です。
取材に、どのくらいの時間をかけるかは、
時間をかければかけるほど、利益率が悪くなるので、
各社、その塩梅には、気を使っているはずです。
大手の出版社の場合。
本人が書きたいと言っても、あえて、
積極的にライターを使っているところもあります。
なぜなら、素人の原稿よりも、
プロ中のプロである、熟達したライターの方が、
遥かに素晴らしい原稿を書けるからです。
さらに、プロのライターの場合、時間もはっきりと読めます。
〆切りが、ひと月後となれば、必ずひと月で書き上げます。
ところが、素人の場合、ひと月後と約束しても、
のびのびになったり、途中で放棄してしまう人もいます。
そのような、リスクをさけるためにも、
プロのライターをあえて%使います。
ちなみに、この出版社は、ベストセラーを連発しています。
このような出版社の場合、
著者は、ライターにお金を払う必要はありません。
ただし、
印税が10%の場合、
ライターに、4%、自分は6%と、印税配分して契約したりします。
印税は減りますが、お金は一切かかりません。
というわけで、今回は、本を出せると、本を書けるは、
まるで違うということを、お話ししました。
それでは、また、お会いしましょう。
さよなら(^-^)ノさよなら(^-^)ノ
おかのきんや拝