出版寺子屋 本を出す方法

このブログでは、本を出す方法を、 丁寧にお伝えします。 商業出版で本を出すことを目指します。 また、 「誰でも本を書ける」 「誰でも本を出せる」的な無責任な言葉で、 高額な出版プロデュースに 誘導するようなこともいたしません。 このブログは、 そのような怪しさとは一切無縁です。 そのことは、ハッキリとお約束します。

本を書きたいのなら、出版以外のことも学ぼう

こんにちは、

のんびり出版プロデューサーの、

おかのきんやです。

 

きょうは、さらに、出版で大切な、

学ぶということについてお話しさせていただきます。

お役に立てば幸いです。

 

本を出したい。

そう思うと、出版について深く学ぶ方向へ行きがちです。

 

もちろん、それはとても大切なことですが、

自分で、知らず知らずのうちに、

専門的な枠に入り込んでしまうことがあります。

 

本を書くというのは、

とても、創造的な行為です。

 

クリエイティブな発想は、

柔軟さがあると、とても出てきやすくなります。

 

だから、本を書こうとされる方は、

まったく違う、ジャンルのことも

学ばれるといいと思います。

 

きょうは、そんなお話をお伝えします。

 

 

(^-^)ノ

「漫画家を目指すんだったら、

漫画で勉強しなさんな」

 

 

「漫画家を目指すんだったら、漫画で勉強しなさんな。

いい映画をたくさん観なさい。

いい小説をたくさん読みなさい。

いい音楽をたくさん聴きなさい」

 

若き日の赤塚不二夫が、手塚治虫からアドバイスされた言葉。

 

 

 

 

 

(^-^)ノ【未知の世界を学ぶ】

 

あなたは、いま、どんな仕事で収入を得ていますか?

もし、その仕事がなくなったら、潰しがききますか?

 

 

 【漫画家兼医学博士】

 

「漫画家を目指すんだったら、漫画で勉強しなさんな」

これを誰よりも実践していたのが、手塚治虫自身です。

映画・小説・音楽など、

その道の専門家が舌を巻くほど、精通していました。

 

さらに、医学にも精通していました。

というか、医学博士です。

 

これだけのことをやっている、手塚先生の言葉、

「漫画家を目指すんだったら、漫画で勉強しなさんな」は、

ものすごく説得力があります。

 

そして、この言葉、正確には、

 

「漫画家を目指すんだったら、

 漫画“だけ”で勉強しなさんな」

 ということです。

 

 

(^-^)ノ【○○バカになるな】

 

野球バカという言葉があります。

野球バカだからこそ、

プロ野球の選手になれた人がたくさんいます。

ところが、数年経つと、戦力外通告を受け、

球団を解雇される人が出てきます。

 

野球バカが一般社会に放り出されると、悲惨です。

野球以外の事は、ほとんど知らないから、

潰しがきかないのです。

 

どんな世界でも、

○○バカになることはキケンです。

○○バカにならないためには、意識的に、

現在の枠を超え、

まったく別の世界の事を学ぶ事が大切です。

 

もし、あなたが、ミュージシャンを目指しているのなら。

この言葉を贈ります。

 

「ミュージシャン目指すんだったら、音楽で勉強しなさんな。

いい映画をたくさん観なさい。

いい小説をたくさん読みなさい。

いい漫画をたくさん読みなさい」

 

得意な分野意外の、

別のジャンルを学ぶ事により、

質の違う感動を得る事ができます。

質の違う、

感性を磨く事ができます

 

ミュージシャンの部分を他のものに置き換えても、

まったく同じことが言えます。

 

 

 

(^-^)ノ【一輪車から二輪車に】

 

お笑い芸人のピースの又吉直樹さんは、

「小説」という別のジャンルに挑みました。

その結果、なんと、芥川賞を受賞。

同世代の芸人たちから、一気に抜け出しました。

 

「お笑い」と「小説」。

その両輪が響きあって、どちらも生きてくる。

いまや、誰にも真似のできない、

オンリーワンの存在となりました。

 

やはり、お笑い芸人の鉄拳さんも、

感動的な「パラパラ漫画」という

もう一つの車輪で、

誰も真似のできない、

オンリーワンの地位を築きました。

 

ナイナイの岡村隆史さんは、

数年前、

仕事の重圧から眠れなくなり、

心身のバランスを崩し、

リタイアしてしまいました。

 

先日、復活した岡村さんが、

プロフェッショナルで、

このようなことを述べていました。

 

「いま、お笑いの世界は、

 一つの事だけでは、通用しなくなっている。

 新たな引き出しをつくらなければ、

 生き残る事はできない。

 自分は今それを模索している」

 

ちなみに岡村さん、

現在はインタビューアーとしての道を

切り拓き始めています。

 

 

 

一つの事だけでは、

通用しなくなっているのは、

お笑いの世界に限りません。

どんな業界にも通じることです。

 

もちろん、出版業界もです。

 

私は、これまで、挫折の連続でした。

漫画家としては不遇な日々を過ごしました。

でも、その中で、漫画以外のことを

たくさん学びました。

 

それは、積極的に学んだわけではなく、

そうしなければ、

生き延びることができなかったからです。

 

今思うと、恥知らずなこともしています。

人の心を傷つけたこともあります。

 

その逆のことは、その何倍も経験しました。

 

どちらも、とても、辛い思い出です。

 

ところが、いま、それらの事柄が、

すべて、

自分の引き出しになっているのです。

 

出版プロデューサーは、たくさんいらっしゃいます。

私よりも、はるかに能力のある、

素晴らしい方々がたたくさんいらっしゃいます。

 

でも、わたしは、

引き出しの多さに関しては、

どなたにも、

引けを取らないと感じています。

 

その内容の多様さに関しても、

どなたにも、

引けを取らないと感じています。

 

アイデアの発想、

企画の発想は、

引き出しの掛け合わせです。

 

引き出しの数が

増えれば増えるほど

組み合わせの数が

急激に増えます。

 

それをつくづく実感しています。

 

 

(^-^)ノひとつだけの能力。

車に例えれば、一輪車です。

 

一輪車は、とても不安定です。

 

二輪車になれば、もっと安定します。

 

三輪車になれば、まず、転ぶことはありません。

 

あなたも、車輪を増やしてみませんか?

 

 

いかがでしょうか。

きっと、みなさんの、クリエイティブな部分が

触発されたのではないでしょうか。

 

それでは、また、お会いしましょう。

さよなら(^-^)ノさよなら(^-^)ノ

 

      おかのきんや拝