出版寺子屋 本を出す方法

このブログでは、本を出す方法を、 丁寧にお伝えします。 商業出版で本を出すことを目指します。 また、 「誰でも本を書ける」 「誰でも本を出せる」的な無責任な言葉で、 高額な出版プロデュースに 誘導するようなこともいたしません。 このブログは、 そのような怪しさとは一切無縁です。 そのことは、ハッキリとお約束します。

難問・難題にぶつかったときには

 

 

こんにちは、

のんびり出版プロデューサーの、

おかのきんやです。

 

きょうは、出版で大切な、

難問・難題にぶつかったときには

ということについてお話しさせていただきます。

お役に立てば幸いです。

 

 

「何か、方法ないですかね?」

 

 

この言葉は、

手塚治虫が難題に直面したとき、

周りの人に問いかける口ぐせでした。

 

 

 

 

(^-^)ノ【方法を極める】

 

どう考えても、解決できそうもない、

難題、難問。

 

でも、何とか解決しなければならい。

 

あなたの場合、

そんな難問と向かい合ったとき、

どう対処していますか?

 

(^-^)ノ

 【絶体絶命】

 

 そんな難問とぶち当たった、

手塚治虫のエピソードです。

 

昭和30年(1955)代は、

「月刊漫画少年誌」が大全盛でした。

「週刊少年漫画誌」は、影も形もありませんでした。

 

若き日の手塚先生、

常時、8本近くの連載を持っていました。

「少年」「少年画報」「冒険王」「少年ブック」など、

主な少年誌の看板は、すべて手塚漫画でした。

 

f:id:kinnmaru:20170617181427j:plain

 

各誌の発売日は、横並びです。

ということは、締め切りも横並びです、

それは毎月、二十日に集中しました。

 

あるとき、とんでもないことが起こりました。

8社の〆切りが、

あと2〜3日しかないというのに、

8本の連載、

すべて手が付けられていなかったのです。

2〜3日で全てを描くのは、

どう考えても不可能です。

 

「とにかく、うちのを

一番最初に描いてくれ!」と、

8人の編集者が、

凄い剣幕で手塚先生に迫ってきました。

 

f:id:kinnmaru:20170617181510j:plain

 

そりゃそうです、

もし、原稿を貰えなければ、

会社を首になるかもしれません。

編集者たちは、殺気立ち、

今にも殴り合い寸前、手塚先生、絶体絶命です。

 

ところが手塚先生、

この難題を見事に解決しました。

 

その方法とは。

 

 

 

 

8社同時に、

1ページずつ、

描き始めたのです。

 

これなら、公平です、

誰も文句の言いようがありません。

 

そして二日間徹夜し、

8本全ての原稿を描き上げてしまったのです。

 

 

「それにしても、8本の話を、

混乱せずに、交互にスイスイ描けるなんて、

さすがは天才だ!」と、

編集者たち驚嘆したそうです。

 

このころの手塚先生、

アシスタントを使っていなかったので、

すべて自分で描いていました。

その超人ぶり、さらに驚きです。

 

 

f:id:kinnmaru:20170617181532j:plain

 

ちなみに、

スーパー99の漫画家、

松本あきらさんとは、

のちに、松本零士と改名し、

宇宙戦艦ヤマトへと繋がります。

 

 

(^-^)ノ

 【「どうしよう」より「なぜだろう?」】

 

「何か、方法ないですかね?」

手塚治虫が難題に直面したとき、

周りの人に問いかけた口ぐせです。

そして、自問自答でもあったのです。

 

 どう考えても、

解決できそうもない、難題、難問。

あなたも、そんなことに、

何度もであったはずです。

これからも出会うのは間違いありません。

 

そんなとき、手塚治虫がやっていた、

「何か、方法ないですかね?」の

やり方を真似してしまいましょう。

 

「こりゃ、だめだ」と、諦めるまえに、

「何か、方法はないかなあ?」と

自問自答するのです。

するとその難題を

解決するアイデアが閃くかもしれません。

 

その理由はこうです。

 

「何か、方法はないかなあ?」と、

考えだすことは、

難問が解決することが大前提となります。

 

たとえば、

未来で既に難問を解決している自分を、

イメージしてみます。

 

もし、本をどうしても書けないのなら、

未来で既に出版されている本を、

イメージしてみることです。

 

 

すると、脳が勝手に

「このひと、いったい、

どうやって難問を解決したのかなあ?」

と考え始めてしまうのです。

 

クイズの答を知りたくなるような感じで、

「なぜだろう?なぜだろう?なぜだろう?」と、

フル回転でクイズの答えを考え始めます。

 

最近の脳科学では、

こんな脳のクセが発見さています。

 

難問に対して、

「どうしよう」と悩むと、

脳はクヨクヨして元気がなくなっていきます。

 

ところが、「なぜだろう?」と考えだすと、

脳はドンドン活性化するのです。

 

その活性化した脳が、

無意識下で、勝手に解決策を求め始めます。

 

 

 

(^-^)ノ

あなたにも、こんな経験ありませんか?

 

難題を一生懸命考え、

そのまま眠り込んでしまった。

 

翌朝、目覚めた途端、

思わず、その解決策が閃いた。

 

そう、脳は、閃きという形で、

それを伝えてくれるのです。

 

 

難問・難題にぶつかったら、

「どうしよう」と言わずに、

「なぜだろう?」と言うことです。

 

その、「なぜだろう?」モードを入れるスイッチが、

 

「何か、方法はないかなあ?」なのです。

 

いかがでしょうか。

きっと、みなさんの、クリエイティブな部分が

触発されたのではないでしょうか。

 

それでは、また、お会いしましょう。

さよなら(^-^)ノさよなら(^-^)ノ

 

   おかのきんや拝