本を出す方法 出版寺子屋

このブログでは、本を出す方法を、 丁寧にお伝えします。 商業出版で本を出すことを目指します。 また、 「誰でも本を書ける」 「誰でも本を出せる」的な無責任な言葉で、 高額な出版プロデュースに 誘導するようなこともいたしません。 このブログは、 そのような怪しさとは一切無縁です。 そのことは、ハッキリとお約束します。

主義・主張の奥にあるものを見よう

こんにちは、

のんびり出版プロデューサーの、

おかのきんやです。

 

きょうは、出版で大切な、

主義・主張の奥にあるものを見よう。

ということについてお話しさせていただきます。

お役に立てば幸いです。

 

本は本から作られる。

ということがあります。

 

例えば、『引き寄せの法則』が流行っていますが、

ほとんどの本が、

おおもとの本を元にしています。

 

他のジャンルでも、同様です。

 

何かの本から、創造性を得るとき、

その本の、主義・主張の奥にあるものを見定めることが、

とても大切です。

 

哲学的になりますが、

手塚治虫は、このようなことを述べています。

 

 

「現代という時代は、人間の哲学そのものが、

小さく、小さくなってきている。

そういったことが、

自然破壊とか、

さまざまな人類の危機や現代の危機

といったものをまねいているのだと思う。

そういった危機を乗り越えるためには、

もっと人間と自然、宇宙と人間といったふうに、

スケールの大きなもののとらえ方や

考え方が必要なのではないでしょうか」

 

『ブッダ』が終了したあと、

手塚治虫がある新聞の

インタビューに答えた言葉。

 

 

 

(^-^)ノ

【主義主張を超えて学ぶ】

 

質問です。

Aさんと、Bさんという人がいます。

ふたりは考え方がまったく逆なので、

ことあるたびに反目しあっています。

 

もし、Aさんと、Bさんが、あなたの友達だったとしたら。

あなたは、その二人とどんなつきあい方をしますか?

 

 (^-^)ノ

【手のひら返し】

政治的に、反目しあっているのが、共産党と自民党です。

 

手塚治虫は、

そのどちらとも友好関係を築いていました。

 

ある日の共産党の党大会での、

手塚治虫のスピーチです。

 

「これからは人間みんな

平等な環境にならなければダメだと思います。

今本当に人権というものが

ないがしろにされている。

20世紀を迎えて博愛主義を叫んでるのに、

これでは本当に恥ずかしくなりますよ」

 

手塚先生、

人権を大切にすべきだと熱く語っています。

 

ところが、

同じ日開催された自民党の党大会で、

人権についてこんなスピーチをしています。

 

「今の世界自由競争が第一に

なくてはならないと思います。

欧州やアメリカを見なさい。

彼らは率先してさらに競争力を

つける環境を模索し施行し

経済力を強めて言っている。

  

これに日本が取り残されて

しまうのは断じてあってはなりません。

私は日本もさらに競争力を

つけるべきだといいたいのです。

 

こんなことを言うと

落伍者が出るダメだと言い張る人がいます。

でもそんなの競争を行っているから、

当然出てくるんですよ。

人権、人権、といっているのは、

甘えでしかないんです」

 

こんどは、人権に甘えるなと、

辛口の主張です。

 

手塚治虫は、なぜ、同じ日に、

このような手のひらを返すような発言をしたのでしょうか?

「なんか、節操がないなあ」と、

感じてしまいますが、

もちろん、そうではありません。

 

 

 

(^-^)ノ

【主義・主張の奥にあるものを見よう】

 

完璧な正義はありません。

どんなことでも、

良い面と、悪い面を、

必ず併せ持っています。

1つの組織に属すると、

その瞬間から、

その組織の悪い面に

目をつぶるようになります

 

という、警句があります。

 

手塚治虫は、

共産党と、自民党の良い面を肯定していました。

同時に。

悪い面にも、目をつぶらずに、堂々と批判しました。

 

主義・主張を超えた、

その奥にあるもの見つめていたのです。

 

それは、政治ばかりではなく、

「政治VS宗教」に対しても同じでした。

 

手塚治虫は、

共産党の機関誌『赤旗』に

寄稿していたのにも関わらず、

宗教色の強い『ブッダ』を

『希望の友』で、連載していました。

 

『ブッダ』を担当した編集者、

竹尾修さんは、そんな手塚治虫の姿を見て、

こう感じたそうです。

 

「手塚先生の思想や主義というものは、

とてもヒューマンで大きなものであり、

宇宙主義のようだ」

 

さらに、

「宗教VS宗教」に対しても、

まったく同じスタンスを取っています。

最晩年には、イタリアとの合作アニメ

『聖書物語』の製作を開始していたのです。

 

手塚治虫自身、エッセイ集

『ガラスの地球を救え』で、

このように述べています。

 

「未来人、宇宙人である子どもたちは、

国も人種も、民族も宗教も超えた、

新しい地球規模の哲学を携え地上に

警告を発するかもしれません。

僕には、それが見えるようです」

 

 

 

(^-^)ノ

さて、冒頭の質問。

 

反目しあう、Aさんと、Bさんが、

あなたの友達だったとしたら、どう対処するか。

 

「宇宙主義」で、どちらとも仲良くつき合えば、

いいのではないでしょうか。

 

 手塚治虫は、色々な人に対し、

とても強い、興味や好奇心を持っていました。

人とのつき合いをとても大事にしていました。

だから、主義や思想を超えて、多くの人と、

分け隔てなくつき合っていたのです。

それでも、トラブルを起こす事はありませんでした。

 

それは、主義や主張の奥にある、

全てに通ずる「真理」ともいうべきものまで、

きっと、見通していたからです。

 

私たちも、本を書くとき、

欠片でもいいから、「真理」を、

感じてもらえるものを、

書けたらいいですね。

 

いかがでしょうか。

きっと、みなさんの、クリエイティブな部分が

触発されたのではないでしょうか。

 

それでは、また、お会いしましょう。

さよなら(^-^)ノさよなら(^-^)ノ

 

   おかのきんや拝