出版寺子屋 本を出す方法

このブログでは、本を出す方法を、 丁寧にお伝えします。 商業出版で本を出すことを目指します。 また、 「誰でも本を書ける」 「誰でも本を出せる」的な無責任な言葉で、 高額な出版プロデュースに 誘導するようなこともいたしません。 このブログは、 そのような怪しさとは一切無縁です。 そのことは、ハッキリとお約束します。

出版される本の企画のアイデアの出し方3

 

 

前回、

『ひらめき』のある『アイデア』があれば、本を出せる。

 

と、書きました。

これは、仮説ではありません。

100册の本をプロデュースした裏付けのある、事実です。

 

 

 

ただし、これは、あくまでも私のノウハウです。

 

これとは、まったく別の方法で、本を出している人は無数にいます。

 

アイデアのない企画書でも、

私とは別のアプローチから、その企画が採用され、本を出している人も無数にいます。

 

でも、私の場合は、こうなのです。

 

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アイデアのない企画書100p書いても、

その、企画が採用されることはありません。

 

逆に、アイデアのある企画なら、

たった1行の企画書でも、

その、企画が採用され、出版されます。

 

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そして、このやり方は、多分、私にしか出来ないやり方です。

 

似たようなやり方をしている人がいたとしても、

それは、私のやり方とは違います。

 

そして、それは、私よりも素晴らしい場合もあります。

 

私が尊敬する、クリエイターの方々は、たくさんいます。

それぞれが、独自の『アイデア』の出し方を持っています。

 

でも、私は、その人にはなれません。

 

私は、ドタバタしながらも、

私のやり方をするのがベストだと思っています。

 

ただし、私の『アイデア』と『ひらめき』を得る方法は、誰からの借り物でもありません。

 

たとえ不完全な部分があっても、自信を持って、みなさんに説明することができます。

 

 

 

このやり方に再現性はあるのか?

 

もし、この方法を本にするのなら、

再現性がなければ、出版することは出来ません。

 

そこで、こんな本のタイトルにすることになります。

 

『誰でも、本を出せる、アイデアの出し方』

このタイトルなら、編集者も、出版できるか検討してくれます。

 

でも、このタイトルだと、ウソになります。

 

誰でも出せる、アイデアではないからです。

私にしか、再現できない方法なのです。

 

私以外の人には再現することは不可能です。

 

 

でも、このやり方をあなたに使うことは可能です。

 

では、この方法は、皆さんには無関係でしょうか?

 

いえ、とても関係があります。

 

それは、私はこの方法を、いろんな人に使うことが出来るのです。

 

たとえば、私の友人を見ていて、本人が気づいていないことに気がつきます。

「この人の、この部分を引き出せば、この人は本を出せる」という、

『ひらめき』による『アイデア』が出てくるのです。

 

この方法で、自分の力だけでは本を出せない人のプロデュースをして、

たくさんの人の本を出してきました。

 

このやり方が、私の武器になることに気づき、いつしか、出版プロデューサーとしての仕事もできるようになってきたのです。

 

出版プロデュースの料金はかなりかかります。

ネットで調べれば、すぐにわかります。

 

私の場合は、本が出るまでは、完全に無料でおこなっています。

もし、本が出た場合は、印税を配分してもらうという、完全成功報酬制です。

 

無料でも、徹底してプロデュースします。

ゼロからその人を育てていきます。

 

ただし、この形でお引き受けするのは、誰でもというわけではありません。

本当に、私がこの人だったら、ぜひ一緒に、本を作りたいという方だけに限らせていただいています。

 

 

 

 

そんな中の、お一人が、

ぼくの、プロデュースのやりかたを、こう書いてくれています。

 

 

 

A子さんの感想。

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おかのさんとは、NPO法人企画のたまご屋さんという、

出版支援を行う非営利団体のメンバーどうしとして知り合いました。

 

今年になってプロデュースに成功した企画、私は1本、

おかのさんは10本以上。まさに辣腕プロデューサーです。

これまで数々の著者さんをデビューに導いています。

さらに、デビューした作家さんたちは、ベストセラー作家になったり、

次々著書を出したり、テレビドラマの監修をされるなど、

活躍の場を広げて行かれています。

 

まったく無名の人の中にある本の企画を発見し、育てることにかけて、

こんなにすごい方はいないと思っています。

 

ある方の紹介で、おかのさんに出版企画のアドバイスをお願いしました。

アドバイス料がどれくらいかかるかわからないので、

とりあえず数十万円の預金額で足りるだろうか?と考えていました。

それが相場だからです。

ところが

「じゃあ、アドバイス料として、舟和の芋ようかんをもらおうかな」

というメールのお返事に、思わず

「嘘でしょ!?」とひとり、大声を出してしまいました。

 

おかのさんは、もうすぐ70歳になられるということですが、

とても信じられないほど若々しく見えます。

その秘訣は、今も現役で本にまつわる様々な仕事をする中で、

楽しみながら成長し続けておられるからだそうです。

 

年齢は約半分の私にも、気さくに、丁寧に接してくださいました。

失礼ですがとてもすごい方に見えないような、

穏やかなおじさんという感じでした。

 

しかし、すぐにプロ意識の高さを実感しました。

 

おかのさんにプロデュース依頼をする人は、

あとを絶ちません。

しかし、気に入った方の依頼しか、

決して受けることはないというのです。

しかも、料金は成果報酬のみです。

どれだけお金を払っても、おかのさんが認めなければ、

プロデュースを受けることはできないのです。

 

本当に幸運なことに、おかのさんのプロデュースを

受けさせていただくことができました。

 

やり取りは主にメールです。

ひとつの課題を出していただき、

それを提出すると、長文でとても丁寧なアドバイスを

くださいます。

しかもこれが「毎日」です。

ここまでしてくれる人が、他にいるはずがありません。

 

毎回、厳しくも、こちらのやる気が爆発するような

アドバイスをくださいました。

そして「頑張って、ただし、楽しんで」という一言が

添えられていました。

 

アドバイスをもらえるのが嬉しくて、

私は楽しい気持ちのまま、初めての執筆を

進めることができました。

 

おかのさんは、プロの漫画家さんらしい、

このようなことをおっしゃっていました。

 

「書き手を元気づけることも、編集者の大切な仕事。

 名編集者は、みんなそれをやっています。」

 

本を書きたくても、途中で放り出してしまう人が

とても多いなか、

こんな風にずっと伴走して励ましてもらえたら、

誰もが楽しく書ききってしまうでしょう。

 

おかのさんがすごいのは、プロデュース力だけでは

ありませんでした。

まだ何の芽も出ていない素人を、言葉の力だけで励まし、

じっくりと育ててくれる熱意にあふれた方だったのです。

 

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ずいぶんと誉めていただいて、おもはゆいのですが、

私は、今担当させていただいている、

どなたにたいしても、同じように接しています。